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WORLD PC EXPO 96


日時: 1996.09.07
場所: 幕張メッセ
見学: 猪股


 9/7に、WORLD PC EXPO 96 (幕張メッセ)へ行きました。日立製作所は、出展していませんでした。混み方は、まあままでした。

概要


(1) 展示会

     
  1. Shade 4がでるらしいです。3DMFとVRMLへ対応するようです。
      価格、アップグレード料は、まだ、決まっていないようです。VRML2.0の追加機能への対応は、まだ、不明。Win95/NT版の展示もしていた。
     
  2. PowerPCのブースでは、CHRPマザーボードの展示が2〜3種類に
      増えていた。
     
  3. 販売店のブースは、別館に集めれれていたようです。
     
  4. OS/2コンソシアムでは、OpenDocの宣伝をしたいた。


(2) 基調公演

  1. 生きているネットワーク/サイバーワールドの光と影

      SF作家のブルース・スターリン氏の公演。彼の未来のコンピュータ像は、日本の「ふろしき」にヒント得たバンダナコンピュータだそうです。彼のこれからの作品にこうご期待というところです。

  2. ハリウッドのデジタル革命/3次元CG技術と映画産業の未来

     ルーカスデジタル社長のジム・モリス氏とルズムアンドヒューズ社のトッド・シフレット氏の公演。公演の中で紹介があったニューヨーク大学の運動中枢と人工的性格を実現したバーチャルキャラクタが、印象的。ジュラシックパーク、バットマン、デーブ、T2、ラストドラゴン?、コカコーラの白熊CMなどの制作の過程の解説もあった。彼らの会社では、PCは、一台も使っていないそうです、全て、unixマシンだそうです。Macが一部使われていて、DOS/Vマシンは、現在、レンダリングファームとしての利用についてコストパフォーマンスの評価中だそうです。ジエメトリエンジン付きのPCなんて考えたら、SGIのオニキスの方が、きっと安くなるにちがいない。帰りぎはに、聴講していた外国人客が、「レンダリングファーム、ハ、ハ、ハ」と笑ってました。


写真



いただいた物

  1. クラリス・インフォメーションCD-ROMと団扇
  2. HP渋谷琴乃の夏休みCD-ROM
  3. ST紙ばさみ
  4. Autodesk Portfolio CD-ROM DEMO
  5. ウイルスバスター95マスコット

 45分間しかまわれなかったので、何ももらえなかった。

感想

  1. ブルース・スターリン氏の公演からもうかがえたのですが、現代社会は、第二の 使い捨て時代となっていて、都市設計なども、プラグインプレイ的な構造となっていて、コンポーネントは、使い捨ての時代。事業も、物理的な物流も発生しないばかりか、ラベルの張り替えで、鞍替えができる時代になろうと進んでいる。私は、さらに、これには、やはり、見直しの時期がくる。丁度、バブルがはじけたようにです。彼の論調では、世界のネットワークが一つになり、されが、もろくも、バベルの塔のように、障害がきっかけで、崩れるというのです。私も、そうかもしれないと思いました。彼は、賢い者が集まって、強いネットワークを作るべきと主張していましたは、私は、多分、崩壊へ、一票、入れたいと思いました。破綻によって、社会が、進歩するというのが、歴史的な法則ですよね。

  2. PCの世界全体としては、新たな市場を模索しているような感じがしました。時代は、次の覇者を求めているようです。

以上

(C) 1996, Hirofumi Inomata